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三重県のハチ駆除
自治体の対応・費用の助成・対応業者
自治体が駆除するかどうか、費用の助成や防護服の貸出があるかどうかは自治体ごとに分かれます。各自治体の公式ページの記載を先に整理し、そのうえでハチ対応の記載がある業者を比較できるようにしています。
三重県のハチ被害について
三重県でハチ(スズメバチ・アシナガバチ)の巣に困っている方向けに、三重県内8自治体の公式ページに書かれている対応と、ハチ対応の記載がある駆除業者を整理しました。
ハチは鳥獣保護管理法が対象とする鳥類・哺乳類にあたらないため、イタチやハクビシンのような捕獲許可の手続きは論点になりません。かわりに問題になるのが自治体ごとの対応の違いで、自治体が駆除するかどうか、駆除費用の助成があるかどうか、防護服や駆除器具を貸し出すかどうかは、同じ県内でも分かれます。
本ページの自治体に関する記述は、各自治体の公式ページに書かれている内容の範囲にとどめています。公式ページに記載が無い項目は「記載なし」としており、編集部が制度の有無や金額を推測して補うことはしていません(確認日:2026-09-30)。
自治体の対応(助成・防護服の貸出)
三重県内で確認した8市のうち、ハチの巣の駆除そのものを市が行うと公式に書いている市は1つもなく、いずれも「土地・建物の所有者または管理者の責任で対応」という立場で共通している。一方で、8市のうち5市(伊勢市・名張市・松阪市・亀山市・鈴鹿市)がハチ駆除用の防護服を貸し出しており、自分で駆除する人を支援する形の制度が県内で広く採られている点が三重県の特徴である。ただし内容は一様ではなく、亀山市と鈴鹿市は無料、名張市は1回(1泊2日まで)1着あたり1,000円の有料で貸出着数は3着と公式に明記している。貸出期間も伊勢市が貸出日を含む2日間、亀山市が1泊2日(金曜貸出は休み明け返却)と差がある。名張市は「オオスズメバチの巣や屋根裏等の閉鎖空間にある巣の駆除には使用できません」と、防護服を貸しても使えない場面があることまで書いている。駆除費用の助成・補助金を公式に掲げている市は、今回確認した8市には無かった。亀山市は住民税非課税世帯で高齢者等のみの世帯を対象にした巣の除去を令和7年3月31日で終了したと公表しており、制度が縮小した例として記載を確認できた。
各自治体の公式ページに書かれている内容をそのまま整理しています。公式ページに記載が無い項目は「記載なし」としており、編集部による推測は入れていません。「記載なし」は制度が無いことの確認ではなく、当該ページに記載を確認できなかったという意味です。
| 自治体 | 自治体による駆除 | 費用の助成 | 防護服・器具の貸出 | 条件 |
|---|---|---|---|---|
| 伊勢市 | 「市では、私有地におけるハチ・ハチの巣の駆除は行っていませんので、土地の所有者又は管理者の責任において対応をお願いします。」「駆除については、その土地の所有者または管理者の方が、事故を防ぐためにも業者に直接駆除を依頼することをおすすめします。」業者は「タウンページ「ハチ駆除」でお探しください」と案内。 | 記載なし | 「市では、ハチ防護服の貸し出しを行っています。」貸し出しは環境課窓口。「貸出期間は貸出日を含む2日間です。」(貸出料金の記載は公式ページにない) | 「駆除費用は、依頼人の負担となりますので、十分に費用・駆除内容を確認のうえ、依頼してください」と、費用の事前確認を促す記載がある。 |
| 名張市 | 「市では蜂の駆除等は行っておりません。蜂の駆除等につきましては、その土地の所有者または管理者の方にお願いしております。」自分で駆除できない場合は「電話帳タウンページ「ハチ駆除」で専門駆除業者をお探しいただき、その業者へ直接お問い合わせ・ご依頼してください」と案内。 | 記載なし | 「市では、蜂等駆除用防護服の貸し出し(有料)を行っております。」貸出料金は「1回(1泊2日まで)、1着あたり1,000円」。「貸し出ししている着数は、3着です。」「※オオスズメバチの巣や屋根裏等の閉鎖空間にある巣の駆除には使用できません。」駆除用の殺虫剤は各自で用意。事前予約は受け付けていない。 | 防護服は約60cm×40cm×30cmの収納ケース入りで「二輪車等での運搬は危険ですので自動車で運搬されるようお願いします」と明記。活動期は貸出が集中し在庫がなくなることがあるとして、事前の電話確認を求めている。 |
| 松阪市 | 「市役所では蜂の巣の駆除は行っておりません。」「宅地内に蜂の巣があり、駆除をされる場合は、土地の所有者または管理者の責任において対応をお願いします。」「※ 市役所から特定の専門業者を紹介することは行っておりません。電話帳等で「ハチ駆除」等でお探しください。」 | 記載なし | 「ご自身で蜂の巣を駆除をされる場合、ご希望により、防護服の貸出しをしています。」公式ページに「貸出ができる地域」という条件の記載があり、希望者は事前に電話で在庫確認をするよう求めている。(貸出料金・貸出期間の記載は確認できなかった) | ページ名が「蜂の巣の駆除について(防護服の貸し出し)」で、市の関与が防護服の貸出に限られていることがページ名から分かる作りになっている。 |
| 亀山市 | 「個人の建物や敷地に作られた巣を駆除する場合は、蜂用防護服無料貸し出しを利用して駆除するか、専門業者に駆除を依頼するなどの対応をお願いします。」スズメバチについては「巣の駆除は、大きさに関わらず専門の業者に依頼することをお勧めします」とし、職業別電話帳「ハチ駆除」のページを案内。 | 記載なし | 「市では、ご自身で蜂の巣を除去される方に、無料で蜂用防護服の貸し出しを行っています。」「※貸出期間は1泊2日です(ただし、貸し出し日が金曜日の場合、返却いただくのは休み明けの日となります)。」「※防護服は数に限りがあるため、窓口へ行く前に電話でお問い合わせください。」 | 「※ 市内在住の住民税非課税世帯で、高齢者(65歳以上)や障害者手帳所持者、要介護(要支援を含む)認定者のみの世帯に対する蜂の巣の除去は、令和7年3月31日で終了しました」と、従来あった除去事業の終了を公式に記載している。 |
| 鈴鹿市 | よくある質問「ハチが巣をつくり、困っています」への回答として「巣が個人の敷地内にある場合は、土地の所有者の方が処理してください。」「ご自身で駆除することが困難な場合は、電話帳などに載っている駆除業者(有料)にご相談ください。」 | 記載なし | 「市では駆除する際に着る防護服の貸し出しを無料で行っています。貸し出し中の場合がありますので、あらかじめ環境政策課へ電話(059-382-9014)で予約してください。」 | 同じページに「ハチの巣の除去方法」として、除去は早朝が最適であること、昼のうちに巣の形状・位置を観察して道具と手順を準備することなどの手順が書かれている。 |
| いなべ市 | 「市民のみなさまから、宅地内での蜂の巣駆除の相談を多く寄せられますが、市役所では蜂の巣の駆除を行っていません。」「駆除については、その土地の所有者または管理者の方が、事故を防ぐためにも専門業者に直接駆除を依頼してください。なお、市役所から特定の専門業者を紹介することは行っておりません。」 | 記載なし | 記載なし | 「巣が小さいときは比較的容易に駆除できますが、大きくなると蜂の数も増えて専門業者でないと駆除が困難になります」として早期対応を促している。ハチの種類ごとに自己駆除の可否の目安(アシナガバチ・ミツバチは自己で可能、小さい巣なら夜間・日没後の駆除がよい)を示している。 |
| 尾鷲市 | 「毎年、夏から秋にかけて、蜂の営巣活動が活発になり、住民の皆さまから宅地内での蜂の巣駆除のご依頼を承りますが、本市では蜂の巣駆除は、行っておりません。専門業者に直接駆除を依頼して下さい。」「蜂の巣駆除は、その土地所有者・管理者が駆除することになります」 | 記載なし | 記載なし | 「蜂の種類によっては、家族や従業員だけでなく、近所の人や通行する人の命に関わることもありますので、できるだけ巣が小さいうちに駆除することが重要です」と、第三者への危険にも触れている。 |
| 志摩市 | 「市では、民有地におけるハチの巣の駆除は行っていませんので、土地の所有者または管理者において駆除等の対応をお願いします。」「駆除については、大変危険が伴いますので電話帳等に掲載されている業者への依頼をおすすめします。駆除内容や費用等を十分に確認のうえ、依頼してください。」 | 記載なし | 記載なし | スズメバチについて「巣を守る本能が強いため、近づくだけで威嚇や攻撃をしてきます。巣を見かけても絶対に近寄らないようにしましょう」と個別に注意を促している。 |
出典(各自治体の公式ページ)
- 伊勢市:https://www.city.ise.mie.jp/kurashi/kankyo/jukankyo/1001267.html(確認日 2026年9月30日)
- 名張市:https://www.city.nabari.lg.jp/s020/030/050/450/020/201502052941.html(確認日 2026年9月30日)
- 松阪市:https://www.city.matsusaka.mie.jp/site/kankyo/bougohukukasidasi.html(確認日 2026年9月30日)
- 亀山市:https://www.city.kameyama.mie.jp/docs/2014112304633/hachi.html(確認日 2026年9月30日)
- 鈴鹿市:https://www.city.suzuka.lg.jp/faq/kankyo/1008322/1008334.html(確認日 2026年9月30日)
- いなべ市:https://www.city.inabe.mie.jp/kurashi/recycle/kankyo/1002662.html(確認日 2026年9月30日)
- 尾鷲市:https://www.city.owase.lg.jp/0000001736.html(確認日 2026年9月30日)
- 志摩市:https://www.city.shima.mie.jp/kurashi_tetsuzuki/doubutu/4795.html(確認日 2026年9月30日)
被害の種類
- ■二輪車等での運搬は危険ですので自動車で運搬されるようお願いします(名張市)
- ■駆除については、大変危険が伴いますので電話帳等に掲載されている業者への依頼をおすすめします。駆除内容や費用等を十分に確認のうえ、依頼してください。(志摩市)
- ■ハチに刺された場合は、症状の程度にかかわらず医療機関を受診してください。本ページでは応急手当の手順は扱いません。(編集部)
ハチ対応の記載がある業者
当サイト掲載業者のうち、対応する害虫としてハチを明記している会社を掲載しています。掲載順は編集部の提携状況による並びで、優劣・順位を示すものではありません。料金・保証・受付時間は各社の公表内容をそのまま記載しています。
| 業者名 | 料金(公表値) | 保証 | 受付時間 | 対応害虫の記載 |
|---|---|---|---|---|
| ダスキン(ターミニックス) | ゴキブリ駆除(50㎡以下・単発):27,500円〜 | 本サイト掲載データに記載なし | 本サイト掲載データに記載なし | ゴキブリ駆除/ネズミ駆除/シロアリ駆除/ハチ駆除/害虫駆除/害獣駆除 |
| ハチお助け本舗 | ハチ駆除(最安):4,400円〜 | 施工後7日間の無料再施工 | 本サイト掲載データに記載なし | スズメバチ駆除/アシナガバチ駆除/ミツバチ対応/ハチの巣撤去/予防対策/即日対応 |
| 大洋防疫研究所 | 相談・見積もり:無料 | 本サイト掲載データに記載なし | 本サイト掲載データに記載なし | ネズミ駆除/ゴキブリ駆除/トコジラミ駆除/シロアリ駆除/ハチ駆除/消毒・除菌 |
※金額は各社が公表している料金で、三重県のハチ駆除の相場を示すものではありません。実際の費用は現地調査後の見積もりでご確認ください。
業者を選ぶときの確認項目
- 01自治体の助成制度を使う場合、申請の前に業者へ依頼してよいか(事前申請の要否、市が承認した業者に限るかどうか)を、依頼前に自治体の担当課へ確認する。
- 02見積もりは複数社から取り、巣の数・巣の場所・高所作業で追加費用が発生する条件を、作業前に書面で確認する。
- 03「○○円〜」という表示金額に何が含まれるか(出張費・薬剤費・高所作業費・巣の撤去と後片付け)を確認する。
- 04対応できるハチの種類(スズメバチ/アシナガバチ/ミツバチ)と、巣のある場所(屋根裏・床下・壁の中・高い場所)に対応できるかを確認する。
- 05駆除後に同じ場所へ巣が作られた場合の保証の有無と期間を確認する。
- 06作業日・作業時間帯と、当日の立ち会いが必要かどうかを確認する。
今回の調査で裏付けが取れなかったこと
- 当サイトは市区町村ごとの業者の対応可否を判定していません。三重県内の個別の地域に対応できるかは、各社へ直接ご確認ください。
- 掲載しているのは三重県内の一部の自治体です。掲載が無い自治体に制度が無いという意味ではありません。
- 助成制度は年度ごとに要件・予算が変わり、廃止されることもあります。申請の前に必ず各自治体の最新の案内をご確認ください。
- 三重県として県全体のハチ駆除に関する公式ページは、今回の調査では確認できませんでした。
- 確認できなかったこと:(1) 伊勢市・松阪市の防護服貸出が有料か無料かは公式ページに金額の記載がなく、無料と断定できないため「記載なし」とした。(2) 松阪市は「貸出ができる地域」という条件を掲げているが、具体的な地域名は公式ページ上の表で確認できなかった。(3) 志摩市・いなべ市・尾鷲市について防護服貸出の有無を記した公式記載は見つからず「記載なし」としたが、「制度なし」と断定はできない。(4) 県内29市町のうち今回調査したのは8市で、四日市市・津市・桑名市・鈴鹿市以外の残る市町(鳥羽市・熊野市・菰野町など)は未調査。(5) 三重県として県全体のハチ駆除に関する公式ページは今回の調査では確認できなかった。